産後うつとは出産した女性100人中10～15人に起こるうつ病のことです。産後以外の時期に起こる一般的なうつ病とあまり変わらない心の病気です。産後うつは産後1週間から2週間以降、3ヶ月以内に発症することが多く、期間としては人それぞれですが2週間以上続くケースが多いと言われています。中には数ヶ月から1年くらいにまで及ぶケースもあります。治療法はうつの重症度によってもことなりますが、ストレスを減らすための環境を調整したり、症状を抑えるために必要に応じて薬による治療を行ったりします。

マタニティーブルーと混同しがちですが、マタニティーブルーは妊娠中から出産後に起こる一過性の情緒不安定の状態です。珍しいのものではなく多くの女性が経験しており、妊娠中や産後の急激なホルモン変化やホルモンバランスの崩れによって起こり、1ヶ月程度で自然に回復していきます。生理的な現象なので特に薬などの治療は必要ないですが、1ヶ月以上経過しても改善しない場合は産後うつに移行するケースもあるため注意が必要です。

産後うつのはっきりとした原因はよくわかっておりませんが、様々な要因が重なることで起こるリスクが高くなります。原因としては以下のようなものが挙げられます。

①出産に伴う急激なホルモンの変化

・大きく関わるのは出産を境に急激に減少するエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の女性ホルモンです。そのホルモンの変動に脳や身体がついていけず、その結果自律神経のバランスも乱れ、心の安定が保ちにくくなります。

②慢性的な睡眠不足と疲労の蓄積

・生後3ヶ月くらいまでは2～3時間ごとに授乳をしなければならないため、十分な睡眠時間と休息時間を確保することが難しくなり肉体的な疲労が蓄積します。肉体的な疲労は精神的な不調を増幅させやすく心身共に疲れ切ってしまいます。

③母親になる心境の変化

・出産を機にこれまでの自分とは違い、母親というアイデンティティを確率しなければなりません。その心境の変化に慣れるまでにはこれまで通りの生活ができないことへのストレスを感じやすくなります。

④家族の理解やサポート不足

・初めてでも２人目でも関係なく、産後の育児では疲労が溜まり、ストレスを感じやすくなります。

そのため家族は産後うつのことをしっかり理解しサポートすることが大切です。

⑤周囲からのストレス

・育児で必死な中、周囲から配慮に欠けた言葉をかけられたり、ペースを乱されたりすると普段以上にストレスを感じてしまいます。

⑥過去のうつ病経験

・妊娠前や妊娠中にうつ病になったことがある場合産後うつにもなりやすいとされています。

栃木市のTotal health care TSUNAGI  ハーヴェストウォーク院・白鷗大前院・合戦場院・佐野院では、施術に入る前に患者様のお悩みをしっかりとヒアリングし患者様一人一人に寄り添った最適な治療法をご提案させて頂きます。

まずはご自身の背骨や骨盤・骨格の歪みを目で見て分かるように姿勢の写真を撮影します。その後ヒアリングとともに患者様のお身体の状態を説明させて頂き必要な施術内容のご提案をしていきます。

当院での産後うつへのアプローチ方法としては、

・骨盤矯正：背骨や骨盤・骨格の歪みを整える

背骨や骨盤の歪みが自律神経にどのような影響を与えるのかということは一人一人生活する環境が違えば原因となるものは様々あり、一言で言い表すのは難しいのが現状です。しかし、自律神経は生命維持の調節で重要な脊椎(背骨)の中の脊髄を通り、自分で意識してコントロールできない心臓・脾臓・大腸・小腸・子宮・卵巣などの様々な臓器を支配している神経です。骨盤が歪めばそれに支えられている背骨も歪み、脊髄にも影響を及ぼします。

・手技での筋肉調整

当然骨盤が歪めば骨盤を支えている周りの筋肉も過緊張を起こすため、身体に余計なストレスがかかり筋肉の硬直、筋力の低下、神経の乱れなどの影響を引き起こしていきます。手技で緊張している筋肉をほぐしていき血流を良くしていきます。

・立体動態波：三次元の立体的な電気刺激で自律神経を整える

三次元の立体的な電気刺激を身体の深部に与えることによって血行促進効果、筋力アップなどのリハビリ効果、自律神経のうち身体をリラックスさせる副交感神経を優位に導く効果、疼痛や炎症を抑制する効果など様々な効果が期待できます。

・栄養指導

タンパク質や鉄分、ビタミンB郡、ナイアシンは精神状態の活性化や安定化に役立つドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の生成に関わる重要な栄養素です。栄養不足もうつの症状を引き起こす要因にもなっていますので必要な栄養素の指導もさせて頂きます。

ご自身でできる対策としては以下のようなことを意識してみてください。

・できるだけ休息や睡眠を取る(赤ちゃんと一緒に寝るなど)

・自分の気持ちを周囲の人に話す

・家族や友人、他のお母さん達と話す

・一人の時間を設ける

・すべてを完璧にしようと思わない

・散歩などできる範囲で外出をする

産後うつは少しずつ悪化していき、本人が気づかないうちに症状が進行してしまうことも多いため、一人で悩まず相談したり、手伝って貰ったりするよう心がけてみてください。

1人で悩まず、まずは栃木市のTotal health care TSUNAGI ハーヴェストウォーク院・白鷗大前院・合戦場院・佐野院にお越しください。患者様1人1人に寄り添い、患者様の目指すお身体へ近づくようサポートさせて頂きます。

産後うつでお困りの方はまず栃木市のTotal health care TSUNAGI  ハーヴェストウォーク鍼灸接骨院・白鷗大前接骨院・合戦場院・佐野院へお気軽にご相談ください。

栃木市ハーヴェスト鍼灸接骨院 Ｑ＆Ａ

Q1.産後うつとはなんですか？
A.産後うつとは産後1週間から2週間以降、3ヶ月以内に発症し、産後以外の時期に起こる一般的なうつ病とあまり変わらない心の病気です。
Q2.どれくらい症状が続きますか？
A.人それぞれですが2週間以上続くケースが多いと言われています。中には数ヶ月から1年くらいにまで及ぶケースもあります。
Q3.どれくらいの女性が産後うつになりますか？
A.出産した女性100人中10～15人に起こると言われています。